Caffe(NVIDIAフォーク)をソースからビルドしてみました。
NVIDIAのサイトからダウンロードできるDIGITSには、コンパイル済のcuDNN版Caffeが含まれています。しかし、「NVIDIA DIGITS 1.0をインストールしてみた」の記事のようにPCのGPUが、cuDNNサポート対象外だったため動作しませんでした。今回は、下記リンクのGitHubで公開されているCaffe(NVIDIAフォーク)のソースからCUDA版Caffeをビルドしました。
https://github.com/NVIDIA/caffe
Caffeのビルド
ビルドの前に、下記リンクの「README」の”Install caffe:”に従ってCaffeリポジトリのクローン等を行います。
https://github.com/NVIDIA/DIGITS/blob/digits-1.0/README.md
次に、ビルドの準備を行います。
% cd ~/caffe % cp Makefile.config.example Makefile.config
さすがに、NVIDIAフォークのMakefile.configは、下記のように最初からcuDNNを使用する設定になっていました。
# cuDNN acceleration switch (comment to build without cuDNN). USE_CUDNN := 1
今回は、CUDA版をビルドしたいので、下記のように”USE_CUDNN := 1”をコメントアウトします。
# cuDNN acceleration switch (comment to build without cuDNN). # USE_CUDNN := 1
また、コンパイル等の時間を短縮するため、”-j8”でコア数分の並列処理を行いました。
% make all -j8 % make py -j8 % make test -j8 % make runtest -j8
DIGITSのインストール
また、DIGITSも下記リンクのGitHubからインストールしました。
https://github.com/NVIDIA/DIGITS
DIGITSのインストールは、「README」通りに行いました。